オリジナル釉薬にも
対応できる会社

釉陶は、お客さまの要望にお応えし、色を出すことが得意です。いろいろなお客さまがいらっしゃる中、どこまで対応できるのかの定義を明確に提示した上で、ニーズにお応えする形を続けて来た結果、オリジナル製造に関しても当社の製造特長となっております。

焼き物は、実際に経験してみなければわからないことがたくさんあります。どの温度でどのような焼き方をすれば、どうなるのか。理論はもちろん必要ですが、経験が何よりものをいう世界です。多様な経験があるからこそ、釉陶オリジナルの提案が可能となります。

実際のテストに関しても、自社の窯で行う場合と、お客さまの窯で行う場合では、条件が大きく異なります。個別の情報を掴みつつ、ギャップを埋めて、お客さまの要望を叶えることが我々の仕事です。窯の状態、温度による変化など、すべて頭の中に叩き込んだ上で、適切なアドバイスを行うことができます。

製造へのこだわり

主力商品であるオリジナルの釉薬の場合、現物の色から調合を考え、複数の試験を行います。その上で、最も近いものを提案し、話し合いを重ねて調整を行います。1回でOKが出るケースもある一方、現社長の最も長期の開発期間は、約4年です。

しかしそれだけかかった釉薬も3年販売し、廃盤にしました。理由は、公害問題。
釉陶は、製造だけでなく全てにおいて「お客さまにとってマイナスになることはしない」ことをモットーとしています。そのこだわりがあるからこそ、お客さまにとってマイナスになるものはきっぱりと廃盤にします。

環境負荷をかけない形で、
安全性を重視

釉陶では問題のある薬剤は使用を中止し、別の無害な素材を使い、同じ品質のものを提供することが懸命だと捉え、取り組んできました。

もちろん、これは簡単なことではありません。
代わりとなる材料、原料を探すため、化学辞典を調べ、一から研究を重ねる必要があるからです。

ですが環境負荷をかけない形で作ることが企業としての存続にも繋がると考え釉陶では、毒物劇物取扱者の資格取得者を置き、安全性を重視し、釉薬を開発しております。

高度な開発力

釉陶が使用しているパソコンの中には、約5,000種類の釉薬のデータが入っています。お客さまからの要望を受けて開発したものもあれば、社内で「こういう釉薬があれば面白いのでは？」と自発的に開発したものもあります。世の中に出ていないものや、特定の方のみが購入されるものなど、種々雑多です。何十万回と試験を繰り返し、より良い商品の開発に務めてきました。

経験とノウハウ、新たな分野への好奇心が生み出す開発力が自慢です。

釉薬と焼き物関連の豊富な知識

焼き物は、お客さまがお使いの窯によりそれぞれクセがあります。クセをきちんと掴むためには、釉薬だけの知識ではなく、焼き物全体の知識や情報把握が必要です。釉薬に問題があるのか、ほかの部分に問題があるのかを適切に見極め、問題が解決できるように答えを出すことも我々の役目と考えています。

安定した品質

釉陶では「信用は無形の財産」との考えの元、つくった釉薬は、出荷前に必ず一旦焼き、間違いがないかを確認してから出荷しています。お客さまに対し、誤ったものを購入させてしまうことがないよう、信用第一をモットーに、日々取り組んでいます。